書籍・ムック
親孝考 ふるさとのおひとり老母を考える 村田 幸生・著 定価:本体 952円+税 ISBN:978-4-86191-762-2 C0095 9784861917622 発売日:9月13日(火) |
【内容紹介】
「孝(こう)」は、すぐ「行(こう)」できなくても、まず「考(こう)」してから。
ふるさとに親を残して都会で働く中年の子供たち。
親が老い、自分も老いを感じ始めると、おたがいの老後が気になってくる。
親孝行はしたい。けれども離れて暮らしていると実際すぐには行えない。
だから、まずは孝を考えることから始めよう。
「故郷の老いた親を考えることは、自分の人生を考えることでもある」
神戸在住の勤務医であり、ひとりっ子であり、ふるさと土佐のおひとり老母を気にかけている筆者が、医者として高齢者医療の現実を見る眼と、五十歳のひとり息子として孤老の母を見る眼、ふたつの視点で、中高年親子それぞれの老後、医療、介護について、新しい考え方を模索する。
日々の診療で体験した様々な患者さんのエピソード。
義父の闘病を間近に見て初めて分かったいろいろな大切なこと。
高知の「おひとり老母」との土佐弁でのユーモラスな会話。
テーマの重さを感じさせない軽妙な文章が、
「親と自分のこれから」をゆっくり考えさせてくれる。
・離れて独り暮らす親のために子が準備できることは?
・親子とも「おひとり・おひとり」問題
・昔の「親の面倒を見る」は数週間、医療が進んだ今は毎日毎日数年間
・仕事と介護と感謝の気持ち
・親との同居がうまくいくとき、いかないとき
・遠くの親が緊急入院、どうする?
・病気、死はなぜ平等でないのか?
・人生における老後の意味とは?