書籍・ムック
『ゲームさんぽ 専門家と歩くゲームの世界』 いいだ/なむ・編著 定価:1,980円(税込) ISBN:978-4-86494-309-3 C0076 発売日:2022年3月18日(金) |
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【内容紹介】
人気ゲーム実況動画「ゲームさんぽ」がついに書籍化!
「ゲームさんぽ」とは、さまざまな分野の専門家に独自の視点でゲームの世界について語ってもらうゲーム実況動画の新しい形です。これまでには、ゲーム内の気象を気象予報士の石原良純さんに解説してもらう動画やゲーム内の稲作をお米ソムリエの方に語ってもらう動画、ボディビルダーから見たゲームキャラの筋肉についてなど、さまざまな動画コンテンツが公開。専門家の独特な着眼点からゲームを見つめ直すことで、ゲームの造り込みの深さと専門家の視点のユニークさが話題を集めてきました。
その書籍化となる本書では、ゲームさんぽとゆかりの深い10名の専門家にご協力いただきインタビュー、対談、講義録といったなど各種のテクストを収録。ゲームさんぽの企画が誕生した背景や各ゲストの専門領域について、動画以上に深掘りしていきます。
扱うテーマは「気象学」「建築史」「景観デザイン」「歴史学」「天文学」「登山」「精神医療」「法学」「メディア論」。専門用語の解説や画像資料も豊富に掲載されているため、ゲームさんぽのファンのみならず、ゲームについての考えを深めたい、知的好奇心に満ちた幅広い読者にお楽しみいただける書籍となっています。
フルカラー336ページという圧倒的なボリュームで、全編にわたり、ゲームで遊ぶ体験の豊かさを全力で肯定する1冊です。
【目次】
第1章 ゲームさんぽの誕生
(1)すべては3歳児のよそ見から始まった(いいだ/なむ)
(2)ゼルダの伝説×気象予報士の背景(石原良純/気象予報士)
(3)[小論]さんぽ者の系譜 よそ見をする人の文化小史(いいだ)
第2章 ゲームの世界の「体験」
(4)建築・景観(倉方俊輔/建築史家、八馬智/景観デザイン)
(5)歴史(藤村シシン/古代ギリシャ研究家)
(6)自然(永田美絵/プラネタリウム解説員、秋本真宏/歩荷)
(7)[インタビュー]CGアーティストに聞く最先端のゲームづくり(榊原寛/CGクリエイター)
第3章 ゲームと人間社会
(8)心理(名越康文/精神科医)
(9)法律(水野祐/弁護士、法律家)
(10)[講義録]物語を遊ぶゲームメディア(ドミニク・チェン/情報学者)
終章
(11)[小論]ゲームさんぽ 遊びと勉強のあいだで(なむ)
(12)10人の専門家が選ぶ 入門ブックガイド
【著者プロフィール】
いいだ
編集者。1989年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科表象・メディア論コース修了。美術科教科書の編集を経て、ライブドアニュースのYouTubeチャンネルにて「ゲームさんぽ」をシリーズ化。動画の企画・編集・ディレクションをするほか、特集記事の執筆や広告制作なども行う。
https://twitter.com/UraIida
なむ
YouTube実況者。実家のお寺を継ぐか悩んでいる、なまぐさ坊主。本業は美術館の職員。2016年、ゲームさんぽを開始するも数年間はYouTubeの最下層をさまよう。現在はおそろしく低い更新頻度ながら活動継続中。ゆるくオープンなゲームさんぽコミュニティーづくりを目指している。